
今日こそ本当に軽い山をという思いで選んだのが大松倉山(1047.5㍍)。
網張温泉スキー場から山に入るには簡単な登山届を書くだけ。「下山したら、報告くださいね」と言われるのは当然のこと。リフトを3本乗り継いだゲレンデトップは標高1320㍍で、そこから少しゲレンデを滑って山に入る。
小山を一つ南側から巻いてコルへ。ここでボーダーに追いつかれた。大松倉山へは吹きっさらしの尾根となる。今日も風は強い。空は晴れているが、足元から雪煙が舞う。ボーダーと抜きつ抜かれつして山頂へ。
風の強い頂は居心地がよくない。シールをはずして、早々に滑降に入る。後続のパーティがいくつか登ってきていたので、あまりみっともない滑りは見せたくない。ちょっと気合を入れてひと滑り。瞬く間にコルへと戻った。そのまま南東斜面に入ると、古いシュプールが出てきて、標識まで現れた。どうやら忘れられたスキーツァーコースらしい。風の当たりは弱く、降り注ぐ陽光が温かい。休まぬ手はない。スキーを脱いで飲み食いしながら休憩。こういう時間がたまらなく好きだ。
休憩場所から、やや急な斜面を下りて少し進めば、そこはもうゲレンデの端だった。このコースを知っていたなら、大松倉山はもっと近かっただろう。あとは快適にゲレンデを飛ばし、回数券の残りを未練たらしく消化して、軽い半日を終えた。(網張温泉ありね山荘400円)
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