五島列島の旅③

富江の浜から出発
富江の浜から出発

7月30日:今日の満潮は8時40分頃で転流はその2時間後に始まります。それまでに潮に乗って大瀬崎を越える予定でしたが、出発に手間どったのと、思いのほか風が強く、笠山岬辺りは荒れ模様。大宝の浜についたのは9時で、大瀬崎を回りこむことはあきらめました。北側の玉之浦へはカヤックを分解してかつぎ、1キロほど道を歩けば出られるという目算があったからですが、偵察してみるとこれがなかなか大変でした。半ば途方に暮れていると、軽トラの漁師さんが通りかかったので荷物を運んでくれないかと頼んだところ、舟ごと運んでくれました。五島で最初に出会った親切でした。

 玉之浦は内海で波おだやか。深い入り江の奥にある井持浦の教会を訪ねた後、風と潮に助けられて居眠りをしながら荒川まで行きました。ここの温泉に入った後、「さんさん」という食堂でノドグロの煮付けと赤むつの刺身を食べさせてもらいました。2度目のにいただいた好意とご馳走でした。