ローマ人の物語

夏から読みはじめたローマ人の物語を終えました。単行本43冊は久々の長編で、私の読了後の感想は平家物語の冒頭の一節と同じになりました。洋の東西、時の古今を問わず人というものは変わらずにあるもののようです。権力の中枢にいる人は、決して無常観などをもってはならず修羅の道を歩むしかありません。でも、権力から遠くはなれている人々もその行使から無縁ではいられないのです。この本に縦横に織りこまれた時代と多くの人々の生きざま、その折々の思想や哲学にふれながら、すぐれた書物というものは他者の生をも我がものとして与えてくれるのだと知りました。

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コメント: 4
  • #1

    みのりん (金曜日, 28 12月 2012 01:09)

    ついに完読ですね。
    「ローマから日本が見える」も是非(^^)

  • #2

    navi-o (金曜日, 28 12月 2012 12:01)

    今から小野の図書館へ。
    ロードス島攻防記、海の都の物語を並行して読んでいますが、
    お勧めの本も探してみます。
    年があけたら、山もいかなくては。

  • #3

    みのりん (土曜日, 29 12月 2012 00:59)

    ロードス島攻防記もいいですね~
    レパントの海戦、コンスタンティノープルの陥落も持っていますよ。
    ローマから日本が見えるも。
    お持ちしましょうか?

    山もいよいよ再始動ですか?
    4月に行きそびれた弥山尾根もリベンジしたいです。
    もし良かったら。。。

  • #4

    navi-o (火曜日, 01 1月 2013 18:46)

    晴れの日は出かけて、雨の日は読書。
    これからは、これでいきます。
    いい本はどんどん教えてください。
    弥山尾根、白馬主稜、忘れていません。
    行きましょう。