三国山

2016.2.11
2016.2.11
三国山から滑る
三国山から滑る
岩井滝 凍りついた滝を裏から見る
岩井滝 凍りついた滝を裏から見る

 恩原高原は牛の放牧地で、雪が降ると広い雪原となり、歩く滑るのスキーが楽しめる。山スキー入門者がまず訪ねるのにお勧めの場所である。今回は少し足を伸ばして、三国山から中津河へと周回してみた。

 恩原高原スキー場のリフト終点から気持ちの良い高原をハイクアプしてギラガ峰へ。ここは標高1247mで、今日の目的地の三国山(1213m)より高い。快晴ならば、白く雪をまとった大山が遠望できる。

 三国山山頂からのなだらかな県境尾根の滑降は楽しめた。一度登り返してから日本海の眺めながら滑るのも爽快。林道歩きの途中で立ち寄った岩井滝の奇観がフィナーレとなった。

 

 (ここを行く場合、回送用の車を用意しておくのがよい)



沖ノ山

2017.2.21
2017.2.21
尾根にとりつく
尾根にとりつく
沖ノ山頂上付近
沖ノ山頂上付近

 沖ノ山(オキノセン、因幡の山は「セン」と発音される山名が多い)に鳥取県側の駒帰から入った。

 林道の除雪はすぐに終わったので車を置き、そこからスキーをつけて長い林道を行く。途中からよく手入れされた杉の美林に入り林道をショートカット。橋を渡って谷筋へ入ると、雪の重みで倒れた杉の若木が道をふさいでいて少し難儀させられる。林道は尾根や谷をからみながら、うねうねと続いているが、尾根筋を登って最短で頂上を目指した。

 標高1000m辺りからブナの疎林となる。梢にまとわりついた雪氷が、雲の切れ間からさす陽に輝く瞬間がえも言えず美しく、思わず歓声があがる。沖ノ山頂上の標識は雪の下、風だけが強く吹いていた。早々にシールをはずし滑降に入る。

 昨日の雨で締められた固い雪面に割合厚く新雪が乗り、絶好のコンディション。めいめいスロープを選んで谷間へ滑り込んだ。参考にしたブログの滑降コースは登路の尾根にからんだりしていたが、今日の積雪量なら行けるだろうと谷間を下りきった。これが結果オーライで、うまく林道にもどれたのが愉快。

 そのまま林道を漕いで、周りの鹿どもを驚かせながら滑り帰ったのである。



鳴滝山から東山

2017.2.22
2017.2.22

 東山(トウセン)はどこから登っても苦しい山だ。なだらかに登ろうとしたら距離があるので「遠セン」。短く登ろうとしたら険しくて「通セン」となる。

 八河谷でのキャンプの後、私のわがままを聞いてもらって、私と女房はここから鳴滝山を登って東山への縦走をさせてもらう。下山先は吉川の村になるので、S君、M君、Mさんには下山後のピックアップを依頼して別ルートの北東尾根からイツノ谷を行ってもらうことにした。前者が遠い山で、後者が通せんぼの山ということになる。いずれにしても一筋縄ではいかない手強い山である。

八河谷の林道を行く
八河谷の林道を行く
東山頂上から滑る
東山頂上から滑る

 八河谷川沿いの林道は頂上下まで通じており、これをとった。長いだけでほとんどストレスを感じない歩きなのだが、途中のつづら折れの箇所はクラストした雪壁になっており、スキーアイゼンをもって来なかったことを後悔した。林道をできるだけつめて途中から尾根に取りついたが、ここも急なクラスト斜面で苦労させられる。深雪と腐れ雪としか想像が及ばなかった私の失敗である。

 鳴滝山へは12時過ぎに着き、3人パーティと電話連絡がとれた。上の林道とのことなので上手くいくと頂上で会えるかと思いながら東山への縦走に入った。朝のうちの晴天はいつのまにか曇り空に変わり、尾根上は地吹雪模様になっていた。アップダウンがあるのでシールははずさない。鞍部で軽く昼食をとり、東山への最後の登りにかかった。頂稜に出て小さなコブを越えると3人の姿が見えた。丁度いま着いて、イツノ谷を滑るためにシールをとっているところだった。

 「いいかげんな計画の割には上出来やな」とちょっと皮肉を言われたが、そんなことを気にしては山ヤの友情はつづかない。まずはめでたし。

 下での再会を約して東山の頂上を越え下山にかかった。シールは最後のコブではずし、ルートを探しながらの滑降となる。前回に大茅から登ったときには登りのトレースがあったので迷いようもなかったのだが、今回はそうはいかない。時間ロスをしたくなかったので慎重に下り、大乢へ。林道から吉川の村にダイレクトに下る尾根の見極めを誤らなかったのは、当然とはいえ上出来だった。尾根の雪は十分な厚さがあり、ほどよく腐っていたので上手く滑られた。とはいっても女房が怖がらないよう斜滑降とキックターンになるので時間はけっこうかかり、吉川の村はずれに着いたときは夕暮れ間近になっていた。

 電話をすると3人パーティはまだ下の林道まで下りていないとのこと。少し心配だったがなす術はないし、彼らの力ならきっと切り抜けてくるだろうと思いながら、雨のそぼ降る吉川の村中を歩いた。午後7時半、無事下山した3人パーティに待ち合わせの場所で拾ってもらう。

別動パーティのブログhttp://blog.goo.ne.jp/aboutisland/e/0cd37e58cf4581419c83304ee0a9568a?st=0#comment-form



伯耆大山(横手口沢)

2017.3.18
2017.3.18
ピナクル 唯一の休憩場所
ピナクル 唯一の休憩場所

 MBSの人気番組「ちちんぷいぷい」のNアナからどこかいい山をというリクエストで、K山荘のSさんに相談したところ伯耆大山の横手口沢を勧められた。彼はここを一度滑ったことがあり、標高差900mのシュートで登り返しなし。ボーダーのNさんには最適だろうとのこと。

 言いだしっぺのSさんを隊長にMくんとMiさんが加わり、総勢5名で桝水スキー場から出発した。まだ除雪されていない大山環状道路を歩き、ヘアピンカーブをショートカットした所が横手口沢の入り口だった。雪は固くしまっており、森林帯の途中でスキー登高からアイゼンに切りかえる。Nさんはスノーシューでグイグイ登って行きく。クラストした大斜面に入ると休憩する場所がない。時々足を休めながら、斜登高を繰り返して斜面上部にあるピナクル目指して高度を上げていった。

 ピナクルと呼ぶ岩塔の上はテラスになっていて最上の休憩場所だった。日照と気温上昇を受けて雪がゆるむのを待ちながら、昼食をとって長い時間そこで過ごした。その間にスキーとボーダーが滑り下りていく。みな上手い人ばかり。

 休憩後、最後の雪壁を直登して枝尾根上に出ると、弥山の頂上がすぐ上に見えた。夏道を登ってくる人、山頂にたむろする人、急ににぎやかになった中を頂上へ。

 頂上で下り仕度をしてから登ってきた横手口沢の源頭へと滑り込んだ。Nさんを先頭に後につづいたが、休憩中にほどよくやわらかだった雪は、曇り空と風のせいか再び固くなっていた。ピナクルから右側の斜面へと滑っていくNさんの姿がみるみるうちに小さくなっていき、Sさんがそれを追うように滑降していった。私も後につづいたが、転倒すると下までもっていかれそうな傾斜と雪面状態なので、よく言うと慎重に、悪く言うとビビりながら滑った。それでも大斜面の下部あたりからは風の当りが弱いのか、雪はゆるみ、傾斜も落ちてきたので調子をもどして気持ちよく滑ることができた。

 登り3時間、下り30分。気合を入れて滑降に専念すれば15分くらいで下りられるかもしれない。そんな急峻で開放的な横手口沢。ボード、アルペン、テレマークの三種混合チームの満足の一日となった。



伯耆大山(キリン峠)

2017.4.1
2017.4.1

 関西テレマークの集まりで大山へ。 1日目は奥大山スキー場からキリン峠方面に登って、往路を引き返すというコースで、剣ヶ峰下の斜面下部でめいめい滑って遊んで帰った。昨日の雪が日照と気温上昇で湿っぽい重雪に変わってしまい足をとられる難儀な雪だった。 夜は「ガンバリウス」というビアホールで大山地ビールの飲み放題。 久々に再会する人、初めての人もいてこんな集まりもたまにはいいものである。

キリン峠へ
キリン峠へ
2017.4.2
2017.4.2
元谷
元谷
常行谷 雪は重い
常行谷 雪は重い

 翌日は、実質解散の自由行動だったので女房と剣谷を滑りに出かけた。

 大山寺を通ってみたが、何かさびれた感じがしたのは、雪のせいだけではないような気がした。大山寺から入ったなら宝珠尾根を行くのが順当と考えたのが大間違いの始まり。下宝珠越を目指したが、スキーアイゼンをつけて登っても不安なほどのクラストした急斜面に悩まされた。尾根に出ても中宝珠の下りではスキーを脱がされたし、こんなことなら最初からシートラーゲンして登ったほうが早かったというもの。それよりもいいのは、元谷をなだらかにつめ上がって、最後に上宝珠越へとアイゼンで登る方が・・・。

 そう思うと、宝珠尾根をとったことが徒労のように思えて、戦意を失ってしまう。見下ろす剣谷は三鈷峰側から何箇所か点発生の表層雪崩があって、デブリでおおわれていた。一昨日の新雪で、落ちるものは落ちつくした感じだし、雪崩の対岸側には細い新雪部も残っていたから滑れないことはなかっただろうが、デブリを口実に剣谷をあきらめた。

 中宝珠越から元谷へスキーで下りかけると、目の届かなかったあたりからデブリの連続、結局スキーを脱がされるはめに。デブリを口実に撤退したバチがあたったようなものだ。せっかく稼いだ標高差を楽しむこともなくツボ足で下りることの腹立たしさ。私の判断ミス、女房に当たるわけにもいかず、ひとりブツブツ。

 このまま帰るのも業腹なので、元谷小屋で休憩したあと夏道を登り返し、以前から気になっていた常行谷を滑り下りた。 昨日と同じような重雪だったが、なだらかな谷は思いのほか楽しめて駐車場の奥へ出て終了。最後に溜飲を下げた。



那岐山(淀川左俣)

2017.7.22
2017.7.22
沢はおおむね平凡である
沢はおおむね平凡である

 那岐山の蛇渕の滝は有名だが、その川の名を淀川というのは知らなかった。 その左俣をつめて、頂上に出ようという目論見。人数が多かったのと少し時間がかかりすぎて、大神岩の少し上に出るという結果になってしまった。

 沢自体は易しくて、途中2ヶ所一般路が交差しているので、エスケープも容易である。沢登りとしては、やや物足りなくもあるが、夏場に涼感を求めて頂上へ至るコースとしては楽しめると思う。でも一般路ではなく、沢登りの範疇だからそれなりの支度と技量が必要だと付記しておく。



若杉原生林

2018.11.7
2018.11.7
落ち葉の敷きつめられた道
落ち葉の敷きつめられた道

 氷ノ山からの帰り、西粟倉の若杉原生林へ行くことにした。この林は、東山や沖ノ山へ行くのにスキーで何度か通ったことがあるが、秋は初めて。

 原生林へ入ると、紅葉はもう終わりかけだが、楓が赤や黄の葉を残し、目を楽しませてくれる。散策路から若杉峠へ出た。冬には、ここから吉川への峠越えをやってみたいなどと思う。その時は、峠の地蔵さんも雪の下だろう。そのまま散策路を帰ってよかったのだが、やや歩き足りなくて寄り道をした。落ち葉のじゅうたん、それを踏む足の感触が心地よく残った。